- 速読法解説 22 同時並行能力は知的作業でも有効
同時並行で幾つものことをやったほうが、内容を覚えて注意力も向上し、中身が濃くなる。
また、「知的な活動で、同時並行に幾つものことをやったら、よく内容を覚えてしないし、注意力も散漫になって、中身が薄くなる」と反論する人も、いるかも知れない。
これもまた、非常に狭い自分の経験を基にして、偏見と先入観で言っているのである。
- 速読法解説 23 同時並行処理によって注意力、記憶力が向上する
同時並行処理は決して効率を悪化させない
つまり、人間は、同時並行で幾つものことをこなしたほうが。注意力、記憶力、分析力などが増すのである。
スポーツの話ばかりでは納得できない、という人も多いと思うので、今度はもう少し知的な活動から例を引くことにしよう。
囲碁や将棋の有段者は、アマチュアを相手に、1人対10人とか、1対複数の対局をしてみせることがある。
- 速読法解説 19 スポーツの世界では、同時並行処理が常識
同時並行に幾つものことをやらなければ一流になれない
スポーツにおいては、
「同時並行に幾つものことをやると、どれも中途半端に終わる」
のではなく、
「同時並行に幾つものことをやりこなせなければ中途半端に終わって、決して一流になれない」
のである。
- 速読法解説 21 知的作業で同時並行処理ができないのは、単なる練習不足
単なる練習不足だから、できないだけの話である。
知的な活動で同時並行処理が不可能だと思われるのは、自分の身近に、知的な活動の分野で同時並行に幾つものことをやりこなしている人間が見当たらないにすぎない。
そうではない。単なる練習不足だから、できないだけの話である。
- 速読法解説 18 聖徳太子のようになるには?
誰でも聖徳太子になれる!
立体多分野学習法というのは、《万人を聖徳太子のよに鍛え上げる学習法》ということである。「とんでもない!そんな器用な芸当が、凡人にやれるわけがない!」 と思われるだろうが、速読法を手懸かり、足懸かりとすれば、それが大した無理もなしに可能になる。
- 速読法解説 19 偏見と先入観が大脳を眠らせている!
現代人は、「地球は平面だ!」と言ってガリレオやコペルニクス、あるいはコロンブスを弾圧したり嘲笑したりした人々のことをエピソード読んで、心の中で笑っていらかも知れない。
「これだけ科学文明が発達し、学校教育も進んだ今、中世時代のような間違いが起きるわけがない」と。
ところが、大多数の人が偏見や先入観に捕らわれて、事実を冷静に、客観的に分析し、眺める眼を曇らせ、眼の前に転がっている物さえ見ようとしないのは、古今東西、変わりがない。
- 速読法解説 16 速読で脳の潜在能力を呼び覚ます
速読を入口に、いかに大脳の眠れる潜在能力を目覚めさせるか?
ここで、ちょっと角度を変えた話を書くと、人間は死ぬまでに大脳の持てる潜在能力の、せいぜい1割から2割程度しか使わず、残りの大部分は全く使わずに無駄に遊ばせたまま死を迎える、と言われている。
大脳の能力の1割しか使いこなせなかった者は凡人で終わり、2割も使えた者は天才、英才として賞賛されるが、結局のところ、使いこなせなかったことにおいては、《五十歩百歩》である。
- 速読法解説 16 多分野速読法で20倍の学習能力を習得する
速読法から多分野学習法へ
さて、訓練で10倍の速読の能力を獲得できたとすると、以前は1寺間を要してい読書なり勉強なりが、わずか6分でこなせるようになる。
これが、100倍、1000倍と上達していっても、その残った6分を、どこまでゼロに近く短縮するかの問題になり、SFのようにマイナスの時間を生じさせる(過去の青春時代に戻る)ような器用な芸当は決してできない。
- 速読法解説15 速読で残業時間が減る
労使、共に好都合な速読法による能力開発
速読というものを眉唾的に見ている人も多いが、逆に速読を信じている人は、過剰な期待を抱いていて、速読能力を身につけたら自分を取り巻く世界が一変する、ぐらいに思っている人もいる。ハッキリ言って、その期待は完全に裏切られる。
本人の自覚は以前と全く変わらず、ただ時計で単位時間あたりの読書能力を測定したまだ速読を身につけていない人と並んで同じ文献を読んだりした時に、自分が速くなっいる、ということを悟れるだけである。