どうもお久しぶりです。僕は、昨年４月から６月までそちらで速読を教えて頂いた茂木雅人と申します。

このたび大学受験に合格したので、速読を学んで役に立ったと思うことを書かせていただきます。

速読を学んで一番助かったのは、社会の暗記にあまり時間を割かずに済んだことです。

現役の時にはほとんど手をつけていなかった「政治・経済」を勉強し始めたのは、一浪時の８月末でしたが、そこから約５ヶ月間の勉強で、「関関同立」（関西大・関西学院大・同志社大・立命館大）レベルの大学にも通用する実力をつけることができました。

また、時事問題対策として、新聞を毎日必ず読んでいたのですが、これも速読のおかげでかなり時間を短縮できました。

その後にも、受験に関係ない本を読む時間が取れたりと本当に助かりました。

次に、自分でも信じられないくらい、英語の成績が伸びたのも嬉しかったです。

現役時の１１月末には偏差値が４２くらいだった英語が、一浪時の１０月頃には６７前後まで２５ポイントも上がったのです。

これは、単語や文法といった細かいところに気を使わず、「試験に受かる」ための勉強に徹したことが功を奏したのだと思います。

具体的に言うと、まず色々な幅広い知識を身につける為に、新聞や本をたくさん読み、そういった知識をもとにして、次には実際に入試に出た英文を読んでみるのです。

そうすると、知らない単語が２行に４～５つ程度あったところで大意を掴むためにはさしたる影響が出ないのです。

ごく普通に受験勉強をやっていると、本を読む時間なんてあまり取れないでしょうが、これも速読の賜物なのでしょうか。

第三に、本をたくさん読んだ結果なのか、現代国語の成績が非常に安定するようになりました。

元来僕は現国は得意だったのですが、速読を学んだ後には偏差値７０を下回ったことが１、２回しかなかったのです。

国語の勉強は「やりようがないから」といって最初から放棄してしまう人も少なくないようですが、そこがつけ目です。

皆が出来ない科目で高得点を取れば、他の科目での少しの失敗は十分挽回できるのですから。

国語の具体的な勉強法としては、本をたくさん読むのは英語と同じですが、そうして知識を広め、文章に慣れると共に、「国語の問題」に慣れているかどうかが一つのポイントだと思います。

つまり、英語以上に実際の入試問題を扱う機会を増やすこと良いのでは。

それから、これは速読とは直接関係ないかも知れませんが、一つの例として読んでください。

僕は私大専願者でマーク方式の問題は多くこなしたつもりですが、論述方式はあまり手をつけませんでした。

しかし、受験した大学の中で、成城大学の英語はかなり論述問題が多く、（例・下線部を訳せ、内容を３５文字以内で説明せよ等）限りなく国立大学に近いタイプの問題です。

それでも時間内でじっくり英文を読み、答案を書くことができ合格しました。

以上、いろいろ書いてきましたが、毎日８時間の睡眠をとり、ガリ勉とは程遠い浪人時代を１年間送りましたが、僕は４つの大学に合格することができました。

速読とは、受験勉強を進めていく上で、非常に有用だということをつくづく実感しました。

先生方、本当にありがとうございます。