速読の文章理解は雑なの?
速読に対して良くあるのが、文章を雑な理解、おおざっぱな理解で速く読もうとする。そのため速く読めても内容は正しく理解できていない、という誤解です。
この誤解は多くの方にもたれているもので、おそらく速読のトレーニングはしていない中で意識的に文章を速く読んだところ、理解や記憶ができず速読というものは理解や記憶を落として行うもの。
というイメージを持たれたのではないかと思います。
しかし速読を行った時の理解は決してそのようなものではなく、文章を正しく理解しながら今までよりも何倍~何十倍も文章を速く読むものです。
ただ速く読むのと速読では何が違うのか?
誰でも文章を普段より速く読もうとすることは可能です。
ただこの時に文章の中の要素をしっかり理解することができなくなるので
把握しやすい文字だけを読んだり
意味をしっかり記憶せずに次の文章に行ったり
つながりを理解できずに理解したり
してしまうため文章の内容を正しく理解できず、内容があいまいになってしまいます。
このような状態になると文章を速く読む=適当に文章を読む飛ばし読み、斜め読み。という印象を持ってしまい速読も同じような物だろうと考えてしまいます。
ところが実際の速読は決してこのようなものではなく、文章を一つ一つ正しく把握しつつ今までよりも圧倒的に速い速度で処理し理解していきます。
速読ではなぜ正しく把握しつつも速く読めるの?
文章を読むときに、私たちは読みやすい文字、読みにくい文字というものがあります。
例えば 「月曜日」 という文字(単語)と 「支配権」 という言葉があったとします。
どちらの言葉の方が認識しやすいですか?
個人差がありますが多くの方は「月曜日」の方が認識しやすいのではないでしょうか?
これは文字が簡単だからではなく、よく見る単語だからです。
なぜよく見る単語の方が認識しやすいのかというと意味を頭の中で探す速度が速くなるからです。
これは文字だけではなく毎日会っている友人と10年ぶりに会う友人では名前が出てくるまでにかかる時間も違います。
脳の中で見た対象を認識して理解する速度、この速度を向上させることで正しく把握しつつも文章を素早く読むことにつながります。
そしてこの認識して理解する速度はトレーニングによって向上させることができるのです。
正しい認識をする速度と読書速度のつながりは?
何かを速くしたいとき、何を速くしなければいけないか正しく理解する必要があります。
例えばハードル走のタイムを上げたいとして、上げなければいけない能力が単純な走力なのか、ハードルの飛び方なのか、スタートの改善か、はたまた体力の向上なのかを理解しないといけません。
文章も同様です。
一般的な日本人の読書速度は分速400~600文字程度といわれています。
この時、文章を読める、理解できる速度の限界は400~600文字程度ですが、文章をただ見る速度は大体1000~2000文字程度、という人がほとんどです。
つまり文章を読むときにネックになっているのは文章を見る速度ではなく理解する速度が限界になっているということです。
言い換えると理解する速度を向上させてあげれば文章は少なくとも1000文字~2000文字程度ですぐに読めるようになります。
これは一般的な速度の3倍から5倍程度の速度です。
速読においてはまだまだ入り口といった速度ですが、一般的には十分に速いです。
この速度を達成させるためには文章を正しく認識する速度が重要となってきます。
なにもトレーニングしていない人は正しく認識する速度を向上させずにいきなり早く見ようとするため理解が間に合わず内容をうまく読み取れません。
速読では文章を正しく、かつ素早く認識、理解、記憶できるように能力をトレーニングします。
その結果内容を正しく把握しながら今までよりもずっと速い速度で文章を読めるようになっていきます。
まとめ
速読での文章理解は決して雑な読み方、飛ばし読みや斜め読みではなく正しく内容を理解して文章を素早く読めるようにしていきます。
そのためには正しいトレーニングで文章を読む能力を高めていくことが重要です。
速読のトレーニングを体験いただくとすぐに文章を素早く読めるようになる実感を得ることができます。
無料のトレーニング体験は下記のページからできますので是非お申し込みください!
■無料体験を申込む