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速読って本当にできるようになるの? その3

見る速度をなぜ速くするのか?

文章を見る速度をなぜ速くするのか、これは何を鍛えたいのか?が理解できればとても簡単です。

見る速度を鍛えたい最も大きな目的は文章を理解したり、理解した内容を記憶する時の「速度を速くしたい」からです。
ではどうして見る速度を向上させることが理解や記憶をする速度を向上させることにつながるのか、という点ですが、文章が本来自分が処理できるよりも素早く頭の中に送り込まれてくると脳ではその速度に合わせて内容を処理しようとし始めます。

この時、理解をする速度や記憶をする速度は速い速度に追い付いていないため内容の理解や記憶はできませんが、速く大量に入ってくる情報を処理しようと処理する速度が向上していきます。

この状態をしばらく続けることで次第に文章を理解する速度や記憶をする速度が実際に向上していきます。

これは脳の可塑性という性質を利用しており、誰でも持っている能力です。

例えば
車に乗っているときに高速道路から一般道に降りたときにゆっくりに感じる
動画を倍速再生してから通常速度に戻すとゆっくりに感じる
など誰もが感じたことがあるような体験も脳の可塑性から起こっています。

速さになれることで様々な能力が向上する汎化作用

このように文章を見る感覚の向上で関連したほかの能力が向上することを汎化作用(はんかさよう)と呼びます。

この汎化作用によって理解する速度や記憶する速度が向上していく、これが速読で読書速度が向上していく秘密です。
速度への順応に関してはその人の能力に合わせて適切な速度で行う必要がありますが、速度や文量さえ適切であればだれでも読書速度を向上させることが可能になっています。

実際に新日本速読研究会のトレーニングで正しくトレーニングを行って読書速度が全く向上しなかったという方はいらっしゃいません。
今こちらのページをご覧いただいているあなたもトレーニングをすれば読書速度が向上していきます。

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