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第二章 脅威の記憶力向上

記憶力

X字状に交差している神経回路

それでは、いったいどうやって川村式ジョイント式速読法をマスターするか、ということですが、具体的な方法についてはもう少し先で述べることにして、これは理論編ですから、まずは速読法が如何にして可能になるのか、大脳生理学から解明されたその原理について少し触れたいと思います。

 

人間の体は、ほぼ左右対称の形をしていて、その思考や行動の中枢である大脳も、ほぼ左右対称の形をしています。

 

そして、大脳から末端の組織に到る神経回路のネットワークは、なぜか途中でX字状に交差をしていて、右手や右足、右目、右耳で見聞きしたり体験したことは、反対側の左半球(これを「左脳」と呼びます)に、左半身で見聞きしたり体験したことは、同様に、反対側の右半球(これを「右脳」と呼びます)に、情報として送られるようになっています。

右脳と左脳の奇妙な分業体制

これはまあ、ちょっと生物学や医学に詳しい人でしたら誰でも知っていることですが、その他に右脳と左脳とは妙な分業体制を採っていまして、言葉や論理に関係のあることは左脳が、音楽や絵画などに関係があることは右脳が受け持っています。

 

ですから、たとえば左耳で電話の応対をした場合、ここで耳に入ってきた情報は、いったん右脳に送られた後、「脳梁(のうりょう)」と呼ばれる右脳と左脳の連結回路を通って、左脳に回されるのです。

 

また、右耳だけにイヤホンを入れて音楽を聴いた場合、耳に入ってきた音楽は、やはり脳梁を通って、左脳から右脳に回されるのです。

 

こんなことから左脳は別名「言語脳」と呼ばれ右脳は別名「音楽脳」とも呼ばれています。

この左脳と右脳の役割分担と性格の違いを、表にまとめると、下のようになります。

本を読む、勉強するということは明らかに言語的で論理的、分析的な作業ですから、左脳主体の活動です。

右脳を活性化する科学的システム

ところが、川村式ジョイント速読法では、通常ならば勉強や読書といった活動では働かない右脳を活性化することによって、普通の人の数倍から数十倍という速度での速読を可能にする科学的システムの公安に成功したのです。

 

右脳が活性化されると、いったいどのような現象が起きるのか、といった例を受験生の皆さんに関係ありそうなことから、幾つか挙げてみます。

 

もう二十年以上も前で、いささかカビの生えたような古い話ですが、その当時、東大の合格者のトップは、関西の私立校の名門、灘高でした。この灘高を入学した時から卒業するまで主席で通したO君という男がいて、当然のことながら、東大の理Ⅰに現役で入ってきました。

 

当時は、まだ高度成長時代で、理Ⅰの人気が高く、医学部進学コースの理Ⅲと並んで、全国の大学の難易度のトップでした。

このO君が何で有名だったのかというと、灘高を首席で通した、というだけでなく、高校時代に受けていた全国模試という模試で、ことごとくトップを取っていたからです。

灘高トップの奇妙な秀才

こんな話をきかされると、みなさんはきっと。(勉強ばっかりやっていて、青白きインテリ・タイプで、性格にも欠陥のある、さぞかし嫌味な奴だろう…)というイメージを、O君に対して持つでしょう。

実は私もそう思い、このO君に会ったのですが、想像していたのとは、全く正反対の人物でした。

さすがにO君はメガネは掛けていましたが、スポーツマンで、典型的な根明人間で、遊び人で、猛烈に麻雀が強かったのです。

 

私は、ある程度、親しくなってから、思い切ってO君に尋ねてみました。

「おい、O。お前、なんだって高校時代、あんなに沢山の全国模試を、片っ端から受けるようなことをやったんだ?お前ぐらいの成績なら、よっぽどヘマをやるかアクシデントでもない限り、東大に現役で受かるのはわかりきっている。何も、あんな嫌味なことをやる必要はないじゃないか」

 

すると、O君はニヤリと笑って答えたものです。

「いや、実は全国模試で十番以内に入ると、商品が出るんですよ。トップだと、かなり豪勢な商品が貰えます。それが目当てで…」

私は、しばし唖然と絶句してしまいました。

 

O君はまるでクイズ・マニアがテレビのクイズ番組に挑戦するような調子で、全国模試を受けていたのです。

灘高を首席で通すような秀才に、こんな楽しむような調子で受験勉強されては、凡才はまず、太刀打ちできっこありません。

そして、O君の麻雀ぶりに、O君がどうやって必要な情報を大脳に記憶させているかのノウハウの一端を窺い知ることができました。

秀才の麻雀に記憶術の奥義を見る

賭け麻雀は一応、法律で禁止されてはいますが、低いレートの賭け麻雀だったら誰でもやっているのは、社会常識です。

このO君が、東大の入学直後だというのに、あまりに麻雀が強いもので、すぐに敬遠して、誰も一緒に卓を囲まなくなってしまいました。

 

ですから、O君は東大内では初対面の相手とばかり、それから下宿先に出入りする酒屋さんやクリーニング屋さんの御用聞きなどとやっていましたが、二十年前で、O君の賭け麻雀の月収は優に十万円を越えていたはずで、しかも、当然のことながら、酒代もクリーニング代もタダ。

それでいて、朝から晩まで麻雀をやっているわけではなく、授業にはキチンと出席して成績は全優(今で言えばオールA)だったのですから、O君がどれほど麻雀が強かったか、皆さんにも想像がつくでしょう。

 

私はある時、思い切って、このO君に麻雀に勝つ秘訣を聞いてみたのですが、 「なーに、簡単ですよ。最初に牌をかき回して四方に積みますね? あの時、牌の半分は、確率的に表が上を向いています。

 

その、上を向いていた牌の、どれがどこに積まれたか、覚えてしまえばいいんです。積み込みのイカサマをやったのと同じです。相手の三人がチームを組んでイカサマを仕掛けてこない限り、まず負けませんね」 というのが、O君の回答でした。まず、いったん全部の牌を伏せて見えなくしてしまい、それから牌をかき回すという「伏せ牌」ルールができたのは、O君のような人物が現れたせいかもしれません。

 

O君は、まるでカメラのような記憶力を持っていて、ほんの一瞬で視野に入る全部の牌
を覚えることができたのです。

右脳には膨大な記憶容量がある

もう一人、別の例を出しましょう。やはり東大生ですが、これは私より先輩で、Yさんという人物です。

このYさんもまた、異常なほどの記憶力を持っていて、もちろん東大には現役合格、そして、小学校から高校を卒業するまで、ノートは一切とらず、教科書は学校の机の中に置きっぱなしでした。つまり、予習も復習も全くやらなかったのです。

 

「一度でも見聞したことは、絶対に忘れない。だから、ノートをとる必要などはないし、
予習も復習も必要がない」 というのが、Yさんの持論だったようです。

 

それでいて成績は常にトップですから、同級生が、Yさんの真似をすれば成績が上が芯
だろう、というので教科書を学校に置きっぱなしにします。

凡才がこんな愚かな真似をすれば、理解度不足で成績がドがるのは、火を見るよりも明
らかです。

 

そこで、担任の先生が、Yさんに、「Y君、頼むから、教科書を家に持ち帰ってくれないか? それでないと、他の連中が封の真似をして、どんどん成績が悪くなってしまう」 と頼んだ、というエピソードがあったと聞きました。

 

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