【脳トレコラム】第10回 脳にいい食材

脳トレコラム 第10回 脳にいい食材

脳 食材

◆食べるだけで賢くなれる食材

私たちの体を作っているのは、日々の食材です。骨や肉だけではなく、脳にとってもそれは同じです。ここでは、脳が健康になる食べ物をお伝えします。

■カキ

カキは亜鉛と鉄を豊富に含む食材です。これらの成分を摂ると記憶力が良くなり、また、思考もすっきりしてきます。季節ものですから、暑い時期にはなかなか食べませんが、秋や冬には意識的に食べてみてください。

■全粒穀物、玄米

これらはよく減量や健康管理に良いといわれています。全粒粉、ブラン(ふすま)、小麦胚芽、玄米、オートミール、全粒パン、大麦などを主食にしてみてください。

これらはDNAの合成に必要なビタミンの一種“葉酸”を豊富に含んでいます。脳の血流を良くする働きもあり、脳機能高めてくれます。

■お茶

お茶に豊富に含まれるカテキンは、脳にとてもいい栄養を与えます。カテキンには、脳の機能を調整して頭を冴えさせる効果と、精神的に落ち着かせることで疲れを防ぐ効果があります。

■卵

年齢を重ねると、脳の容積が小さくなって脳神経機能が衰えます。加齢現象であるこの脳の委縮を、卵を食べることで防ぐことができます。

卵にはビタミンB12やレシチンが豊富に含まれており、これらは認知症での脳の委縮を食い止める働きがあります。

さらに、黄身に豊富に含まれているコリンという物質も、脳細胞の増殖に重要な関連を持ち、記憶力を高めるといわれています。

■カレー粉

認知症予防に注目されるようになったカレー粉。これの主成分であるクミンには、抗酸化物質があります。また、脳にもダメージを及ぼす活性酸素を減らしてくれる役目もある、脳にとってとても効果的な食材です。

■ブルーベリー

視力回復に良いとされるブルーベリー。これは、運動能力と学習能力を高める働きがある素晴らしい果物です。

ブルーベリーだけでなく、ブラックベリーやラズベリーなどは、抗酸化物質が多く、脳の働きを高めます。これらの果物は調理の必要もなく、そのまま食べてOKでしょう。また、ジャムなどにして食べるのも一つの方法です。

■ナッツ

種実類 ピーナッツ、ヘイゼルナッツ、カシューナッツ、クルミ、アーモンド、ペカンナッツ、かぼちゃの種、ひまわりの種などです。

これらには、オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸、葉酸、ビタミンE、ビタミンB6が豊富に含まれています。どちらも思考力を高め、脳の働きを良くします。

さらにオメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸は抗うつ効果があるといわれており、鬱病を遠ざける働きもあります。

■キャベツ

キャベツなどの青い野菜は、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸などが豊富に含まれています。これらの栄養素は、記憶力の維持や向上に大きな作用があるものです。野菜炒めなどの定番料理に使うのはもちろんのこと、生野菜のサラダなどでそのまま食べるのもいいでしょう。

■鮭、マグロ

これらの魚にはオメガ3脂肪酸が豊富で、脳を活性化させる効果があります。毎日でなくてもいいのですが、数日に1度食べるだけでも、認知症のリスクを減らすことができるとされています。

さて、これらの食材の中で、普段食べているものはありましたか? ぜひ、脳にいい食事を心がけてくださいね。

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